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1.地域産業集積研究所とは
地域産業集積研究所は、産業が集中立地する地域の実態調査に基づき、愛知県をはじめとする地域の産業の構造と動態、及びその地域経済・地域生活への影響を分析する機関である。この種の研究は、従来、地域経済論、経済地理学等の分野で一定の成果が蓄積されてきた。当研究所の研究は、これらの成果を摂取しつつも、そこに地域内取引の特徴、企業間ネットワークの性格を分析する視点を加えることで、地域生活における産業の位置と役割、その変化の方向を多面的に解明しうるものである。
こうした研究を進めるためには、中小企業論、経済地理学、地域経済論、産業集積論をはじめ、自動車、機械金属、その他の各種産業論、地域内諸企業の動向を把握するための企業論、経営管理論、会計学、企業間ネットワークの性格を形作る地域文化を分析するための文化論、思想論、企業間の情報交換の形態を分析するための情報ネットワーク論等、様々な分野の優れた専門研究と、それらの相互協力・融合が不可欠である。すぐれて学際的であると同時に、各分野における第一級の専門研究を必要とする、これまでにない試みと言えよう。
今日、企業間ネットワークの構造は、歴史的大変化とも言える事態(例えば「系列解体」など)を経験しつつある。その動向は各地域の今後のあり方を大きく左右するだけに、研究者だけでなく、各企業の経営者、自治体関係者、当該地域の住民等、 多くの関係者がこれに注目している。当研究所の研究は、これらの人々の欲する情報をいち早く収集・整理・分析し、その結果を、政策提言も含めて地域に発信するものである。その役割はまさに各地域のニーズに応えるものであり、今後益々重要視されて行くはずである。
当研究所には、上記の各分野を専門とするスタッフがおり、従来から研究会や討論を重ねて相互協力の体制を築いてきた。ここを中核拠点として、さらに各地域に所在する関連分野の研究機関・研究者と協力して行くならば、学界にとっても地域社会にとっても、有意義な成果が生み出されることであろう。

2.地域産業集積研究プロジェクトとは
国際的な調査活動を展開し、東京、大阪などの産業集積地域をも視野に入れ、21世紀の愛知県地域の産業集積がどうあるべきかを考えるプロジェクトです。
「IT革命」時代にあっても、ものづくりは非常に重要な位置にあります。愛知県はものづくり都市として、世界的にトップクラスです。愛知県の産業集積の歴史を踏まえ、現状をリアルに多面的に分析し、21世紀にふさわしい新しい産業集積を描こうとしています。
研究所には、最新の情報機器を設置し、情報収集、処理、加工、インターネットでの情報発信(現状分析・将来の政策の提案等)を行う予定であり、社会科学分野において、従来にない特徴を有しています。
海外、国内の調査活動を基本としており、新しい「知」を「地」から創造しようとしていきます。資料についても、東海の地域関連の情報収集を行い、産業集積研究の「地」として活動していきます。
新しい「知」を「地」からとは・・・
インターネット時代では、誰もが知りえる情報は即座に机上で手に入ります。新しい「知」は、地域の現場なり、企業に自ら足を運ぶことによって得られます。「地」から得られる情報、問題を「知」と結合することが21世紀には必要です。

2.お問い合わせ
● お問い合わせ先
sympo@iid.gr.jp